プリキュアを見てあれこれ思ったこと

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スター☆トゥインクルプリキュア 第49話(最終回)の感想 ―アニメ史上最高の夢オチ。だって、きみの夢はわたしたちの夢―

 ひかる

「来たんだ。

 ララ、私、来たよ。宇宙に」

 

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こんにちは、キュアまさPです。

 

今回は、スター☆トゥインクルプリキュアの最終回の感想と考察を書かせていただきます。

 

 

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スター☆トゥインクルプリキュア 第49話(最終回)

『宇宙に描こう!ワタシだけのイマジネーション☆』

  

脚本:村山功

絵コンテ:宮元宏彰 座古明史 川崎弘二

演出:川崎弘二

作画監督:高橋晃

美術:徐柱星

  

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そして、惑星レインボーは救われた

 

オープニング前のアバンでは、それぞれの星々に帰ったみんなの日常が描かれていました。

 

スターパレスに戻ったプルンスは、フワのお世話を。

 

惑星サマーンに帰ったララはこれまでの報告を。

 

そして、惑星レインボーではついに、石化した人々が復活しました!

 

 

 

惑星レインボーで石化した人々が戻ったのがしたのは、アイワーン様の発明のおかげでした。

 

一度は惑星レインボーを滅ぼしてしまったアイワーン様。

 

ですが、自らの手で石化させた人々を復活させ、レインボー星人たちに謝罪することができました。

 

いやー、本当に良かった!

 

惑星レインボーが戻るというユニの夢が叶って嬉しかったし、アイワーン様がやり直せた機会を得られたのも嬉しかった。

 

 

 

戻った日常、新たなプリキュアとの出会い

 

オープニングが終わってから、地球に帰ってきたひかるたちの日常が描かれました。

 

まどかさん、えれなさんたちとロケットのあった場所に来ていたひかるたちの前に、突如として宇宙組のみんなが帰ってきました。

 

 

 

って、フワの力がもう戻ったのかよ!?

 

 

先週のお別れした時の感動を返せ!!!(笑) 

 

 

 

でも、みんなの会話や、みんなが冬服から春服になっているのを見るに、劇中では2~3ヶ月程度経っていたのだと思います。

 

魔法つかいプリキュアでのみらいとリコの再会に5年程度かかったことを考えればとても短いのですが、それでもいつ再会できるのかも分からなかったひかるにとってはとても長い時間だったのではないかと思います。

 

再会できて、本当に良かった。

 

 

 

ララたちが地球にやってきた理由は、ガルオウガ様たちが間違えて地球に送ってしまったノットレイの試作改良型のマスクをを回収するためでした。

 

そして、マスクを探す中で、ひかるは犬を連れた少女と出会います。

 

そう、次回作ヒーリングっどプリキュアの主人公、花寺のどかちゃんです。

 

 

 

ひかるの方に振り向くのどかちゃんを見て、私はやられました。

 

のどかちゃんは、今までのプリキュアたちの中では最も一般人に近いキャラデザをしているんですが、そこがいいんですよね!

 

あと、私が何気にショートの髪型の女性が好きなこともあり、胸に刺さりました。

 

 

 

運命的な出会いをした後に、ノットリガーと化してしまったひかるのお父さんと対峙します。

 

ここでの戦闘で流れる曲が、5人バージョンの主題歌なのもまた熱かったですね。

 

 

 

戦闘の最中に巻き上がった大きな土の塊がフワとプルンスに直撃しようとした瞬間に、新たなプリキュアのキュアグレースがやってきました。

 

唐突な感じでの登場ですが、やっぱり新しいプリキュアの登場にはワクワクしてしまいます。

 

それと、

 

キュアグレース

「やっぱりぬいぐるみじゃないんだね!」

 

 

と言ってたのを見ると、プリキュアになった少女たちにとってはぬいぐるみと思わしきキャラがしゃべるのは当たり前なんだなと思いました。

 

 

 

 

キュアグレースの助けのおかげで、無事にひかるのパパをノットリガーから開放することができました。

 

ヒーリングっどプリキュアの妖精であるラテは、普通の犬な感じなんですね。

 

いつかしゃべるとは思いますが、普通な犬なのが良いなと思いました。

 

 

 

アニメ史上最高の夢オチ ーだって、きみの夢はわたしたちの夢ー

 

戦闘が終わり、キュアグレースとの会話の途中でいきなり場面が変わりました。

 

そう、プリキュアに変身して戦ったのは大人のひかるの夢でした。 

 

私は、これには騙されました。

 

Twitterとかを見ていると、アニメの前半に何か違和感を感じられている方がいたようですが、私はすっかりと騙されていました。

 

確かに、いきなりフワが元の姿に戻って、ララたちと再会するという展開はご都合主義以外の何物でもないとは感じていましたが、そのご都合主義が許される夢オチをプリキュアの最終回で行われるとは思いもしませんでした。

 

いやー、見事な演出でしたわ!!

 

 

 

それにしても、ひかるが見ていた夢は、ただの夢だったのでしょうか?

 

それとも、現実だったのでしょうか??

 

物語の流れを見ると、ひかるは地球に帰ってきてからララたちと一度も会うこともなく宇宙飛行士になったようにも見えます。

 

ですが、実は過去に一度だけララたちが地球にやってきたことがある可能性があるのではないかなと、私は感じていました。

 

ロケットで飛び立つ朝にひかるが見た夢は、果たしてただの夢なのか、あるいは過去を思い出した夢だったのか?

 

真相は定かではありませんが、複数の物語を想像できる設定はワクワクしていました。

 

 

 

 

大人になったひかるは、宇宙飛行士になるという夢を叶えました。

 

ひかるが寝ていた部屋に、中学、高校、大学の友達から送られてきたプレゼントを見ると、ひかるが大人になるまでに歩んできた人生が想像できます。

 

高校ではUMA研究会に、大学では航空宇宙科で勉強してきたことが伺えるこの描写は、私達の想像力を刺激してくれますね。

 

 

 

そして、ここから大人になった5人の様子が描かれていきます。

 

えれなさんは、通訳という夢を叶えました。

 

兄弟たちも美男美女に育っていました。

 

 

 

まどかさんは、お父様の意思(香久矢家は人々を導く役目がある)を継ぎ、宇宙開発特別捜査局に入り、友人ロケット開発プロジェクトリーダーとなっていました。

 

劇中では、お父様の意思に反していたまどかですが、様々な経験を経てお父様と同じ道を選択したというのは、感慨深いものです。

 

 

multicolorlifestyle.hatenablog.com

 

 

それに、左遷されてしまって中央に返り咲く道が途絶えていたまどかのお父様も、まさかの総理大臣になるという展開に驚きました。

 

まどかのお父様が救われて、香久矢の皆さんが幸せに過ごしているようで、本当に良かった!!

 

 

 

それから、まどかさんはひかるに会いに行きます。

 

まどか

「やっと、ひかるの夢が叶うのですね。

 宇宙に、また行くという夢が。」

 

 

このシーンを見た時に、スタプリ映画の主題歌『Twinkle Stars』の歌詞を思い出しました。

 

 

わたしたちは星 姿形 何もかも違うけど
使命みんな持つ
どんな願いもまっすぐ“本当”を聞かせてよ
だってきみの夢は わたしたちの夢

 

Twinkle Stars
(作詞:大森祥子 作曲:高木洋 歌:キュアスター(成瀬瑛美)/キュアミルキー(小原好美)/キュアソレイユ(安野希世乃)/キュアソレイユ(安野希世乃)/キュアセレーネ(小松未可子)/キュアコスモ(上坂すみれ))より

 

 

ひかるがララたちに会いたいと思い宇宙飛行士になるという夢は、ひかるだけでなくまどかさんやえれなさんの夢だったと思います。

 

なので、ひかるが夢を叶えるということは、直接的に支えていたまどかさんにとっても、間接的に応援していたえれなさんにとっても、とても大きなものだったと思います。

 

 

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一方、宇宙組の方は、大人になったララが惑星レインボーを訪れていました。

 

宇宙の調査員として色々な星々を回っっているララ。

 

見た目がオリーフィオのようになったユニ。

 

そして、惑星レインボーの土地を豊かにしたアイワーン様。

 

誰よりも小さかったアイワーン様が、誰よりも身長が高くなり、モデル体型になっていたのには驚きました。

 

大人アイワーン様、間違いなく美人だわ!!(笑)

 

それに、レインボー星人の子どもたちにアイワーン様が受け入れられているのも、感涙でした。

 

 

 

それと、ララの話によればノットレイダーたちも星を与えられていて豊かな生活を送っていました。

 

ノットレイダーたちの合言葉が

 

 

ノットレイダーたち

「ノット、ノットレイ!!」

 

 

となり、ポーズも×マークから○になっていたのが印象的でした。

 

ノットレイダーたちも、本当の居場所ができてよかったわ…

 

 

 

 

 

場面は代わり、いよいよひかるのロケットの発射へ。

 

カウントダウンは、ひかるたちの家族やこれまで出会ってきた人たちが行いました。

 

そして、最後の “1” で、ひかるは5人で過ごしたかけがえのないあの頃を思い出し、宇宙へ飛び立ちました。

 

 

 

無事に成層圏を抜けて宇宙に再びやってきたひかる。

 

今まで、ララの宇宙船の力を借りて宇宙に行っていたひかるが、ついに自分の力で宇宙にやってきました。

 

そして、宇宙についた時、「フーーーーーワーーーーーっ!!!」という声と共に、白い光に包まれました。

 

 

ひかる

「キラやば…っ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで終わるスタプリ、すげーーーーーっ!!!!!

 

 

いや、ね、最後にフワの声を聞いたら、ひかるがララたちと再会できたのは想像に難くないんですよ。

 

ですが、そこをあえて直接的に描写せずに私たち視聴者のイマジネーションに委ねるというのが、スタプリが一年間を通して訴えてきた “イマジネーション” の素晴らしさ・大切さを体現していたなと感じたので、私は震えました。

 

ありがとう、スタプリ。

 

本当に、ありがとう!!

 

 

 

プリキュア星座占い ーへびつかい座は救われたー

 

感動的な最終話が終わった後、キュアスターからキュアグレースへのバトンタッチが行われました。

 

そして、スタプリの番組の最後といえば、星座占いです!

 

今週のラッキー星座を見ていたら、

 

まさかの「みんなラッキー!」

 

という結果に(笑)

 

これはまぁ、最終回だからこそ許される演出かなとも思ったりしました。

 

 

 

ですが、スタプリの最終回を見直していた時に、ふと思ったんですよね。

 

「『みんなラッキー!』ってことは、全ての星座がラッキーってことだから、へびつかい座(のプリンセス)もラッキーなのでは!?

 

と。

 

 

 

スタッフの方がそこまで意図していたのかどうかは分かりませんが、私にはこのように思えてなりませんでした。

 

みんなラッキーで、いいよね。

 

だって、スタプリを見れた皆さんは、間違いなくラッキーですから!!

 

 

 

 

最後に ーひかるたちに「ありがとう」と伝えたいー

 

ということで、ここにスター☆トゥインクルプリキュアがめでたく完結しました。

 

改めて、素晴らしい作品を作ってくださった声優の皆様、スタッフの皆様、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

1年間、どうもありがとうございました!!

 

 

 

そして、最後にスタプリのみんなへの思いの丈を綴ってみたいと思います。

 

 

 

まずは、ユニ

 

あなたは、プリキュア史上においても、最も過酷な過去を持つキャラとして出てきましたね。

 

故郷の惑星レインボーを救うために、時にアイドルとして、時に怪盗として、時にノットレイダーへのスパイとして、ありとあらゆる手段を取っていたのが印象的でした。

 

そんな仲、仇敵であるアイワーンとの戦いを通じて、敵の背景を汲み取り、許せるようにまでなったことは、人としての大変大きな成長だったと思います。

 

そんな素晴らしい成長をしてくれたユニに出会えて、私は幸せでした。

 

どうも、ありがとうございました!!

 

 

 

つぎに、まどかさん

 

あなたは、 “観星中の月” と呼ばれるほど、成績優秀で生徒たちの模範となるような生徒会長でしたね。

 

そして、厳格な父親の元で育ったことで、完璧な人であらねばならぬと自分に言い聞かせ、綱渡りのような生活を送っていたことに私は衝撃を覚えていました。

 

 

ですが、ひかるたちとのふれあいを通じて、普通の中学生として色々なことに楽しめるようになったり、ついには自分の意思で父親の元から飛び立てるようになるまでに成長したまどかさんは、素敵だと思いました。

 

そんな素晴らしい成長をしてくれたまどかさんに出会えて、私は幸せでした。

 

どうも、ありがとうございました!!

 

 

 

続いて、えれなさん

 

えれなさんは、 “観星中の太陽” と呼ばれるほど、いつも笑顔がまぶしく周りを明るくしてくれる女の子でしたね。

 

ですが、正直に言えば、私はあなたの笑顔が嫌いでした(苦笑)

 

テンジョウではないですが、あなたはどんな人とも笑顔で接すればいいと盲目的に信じていたところが、ネガティブな感情を抱きやすい私にとっては、中々に受け入れにくい人でもありました。

 

ですが、笑顔の素晴らしさを盲目的に信じていたあなたが、テンジョウとの戦いを通じて、人が持つ嘆き・悲しみを理解し、それでも笑顔差し伸べようと決意したことが、とても素晴らしいと思いました。

 

今のあなたは、笑顔の力を真の意味で知れ、優しさを持ち合わせた素敵な女の子だと思います。

 

そんな素晴らしい成長をしてくれたえれなさんに出会えて、私は幸せでした。

 

どうも、ありがとうございました!!

 

 

 

続いて、ララ

 

プリキュアシリーズで初めての宇宙人として登場したあなたは、最初は大人を自称しつつも、AIに頼り切っていて効率しか考えられていませんでしたね。

 

それでも、故郷から遥か遠い辺境の星である地球において、立派に暮らしていたと思います。

 

そして、ひかるたちとの生活を通じて、AIに頼ること無く自分で物事を考え、決められるようになりましたね。

 

特に、惑星サマーンでの事件や観星中で事件では、プリキュアや宇宙人としての正体をバレることに臆すること無く、人々のために戦った姿は今でも覚えています。

 

そんな素晴らしい成長をしてくれたララに出会えて、私は幸せでした。

 

どうも、ありがとうございました!!

 

 

 

最後は、やっぱり主人公のひかる

 

ひかるは、宇宙のことが大好きすぎて、一人でも「キラやばーっ!!」と夢中になれてしまう女の子でしたね。

 

あなたが見た夢があったからこそ、あなたがトゥインクルブックにフワ座というオリジナルの星座を描いたからこそ、全ては始まりましたね。

 

色々な星々を巡り、キラやばな体験をしていく中で、カッパードと対峙していくことで自分だけが「キラやば」と感じるだけでなく、みんなにも「キラやば」を体験してほしいと思えるようになりましたね

 

そんな、世界中の人々を、いや、宇宙中の人々に「キラやば」を感じてほしいと思えるようになったあなたは、とても魅力的で素敵な人になったと思います。

 

そんな素晴らしい成長をしてくれたひかるに出会えて、私は幸せでした。

 

どうも、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

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プリキュアという作品は1年を通じて、女の子たちの心の成長が見られる素晴らしい作品だなと思いました。

 

そして、スタプリでは各々の成長を通じて、なりたい自分になることや、相手のことを思いやる “イマジネーション” の大切さについて教わることができました。

 

本当、1年間、スター☆トゥインクルプリキュアを見続けられて良かったなと心底思いました。

 

改めて、

 

1年間、どうもありがとうございました!!

 

 

 

 

 

さて、本日からはプリキュアの新シリーズ『ヒーリングっどプリキュア』が始まります。

 

ヒープリがどんな作品になるのか、楽しみにしています☆