ヒーリングっど♥プリキュア(ヒープリ)第3話の感想 ―自分で勇気を出せないなら、友達の勇気を分けてもらえばいい―
今週のマイベストシーン
ちゆ
「私はあなたより大きいから、少しは力になれると思う。
もし勇気が足りないなら、私のを分けてあげる。
大丈夫、私がいるわ」
こんにちは、キュアまさPです!
今回、2人目のプリキュアのキュアフォンテーヌが誕生しましたね!
やっぱり、新しいプリキュアの誕生ってワクワクしました。
そんなわけで、今回はヒーリングっど♥プリキュアの第3話の感想を書かせていただきます!
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ヒーリングっど♥プリキュア 第3話
『湧き上がる想い!変身!キュアフォンテーヌ』
脚本:香村純子
絵コンテ:志水淳児
演出:門 由利子
作画監督:美馬健二
美術:倉橋 隆 一瀬あかね
番組予告
ヒーリングっど♥プリキュア 第3話予告 「湧き上がる想い!変身!キュアフォンテーヌ」
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- 花寺のどかの朝は早い
- キングビョーゲンは姿を表さない
- 沢泉ちゆは、花寺のどかの行動が気になるお年頃
- 臆病なペギタンの憂鬱
- 自分で勇気を出せないなら、友達の勇気を分けてもらえばいい
- 交わる2つの流れ!キュアフォンテーヌ
- 最後に ープリキュアは、自分の大切なものを守るためになるものー
花寺のどかの朝は早い
冒頭、のどかちゃんがラビリンと一緒にランニングに出かけています。
今週ののどかちゃん4選 その1
画像引用元:ヒーリングっど♥プリキュア 第3話(C)ABC-A・東映アニメーション
のどかちゃん、ジャージ姿もかわいいです。
前回の終わりに、のどかちゃんは「私、ランニング始めるね!」と言っていたのに対して、すぐに実践しているところに好感が持てます。
運動する習慣(特に早朝ランニング)って作るのが大変だと思いますが、自分のやりたいこと(プリキュアになって地球をお手当する)をやるために必要なことと目的が明確な分、習慣化が出来上がりつつあるのだと思います。
目的意識、すごく大事。
見習わねば…。
そして、その様子を窓から見ていたペギタンは「僕も早くお手当てできるようにならなきゃペェ」とつぶやいていました。
キングビョーゲンは姿を表さない
場面は切り替わって、ビョーゲンキングダム。
キングビョーゲンに対して、シンドイーネが朝の挨拶をしているのがいいですよね。
というか、キングビョーゲンに一途なシンドイーネに、敵ながら好感を抱いていますし、同僚に対する仕草もイチイチ可愛らしいです。
3話目にしてファンが沢山いそうです。
(ただ、私はのどかちゃん一筋です(笑))
過去のプリキュアシリーズでも、ボスに対してここまで明確な好意を持っていた敵もいなかったと思うので、なんだか新鮮でした。
ただ、肝心のキングビョーゲンは、先代のプリキュアによって追いやられたため姿を表しません。
ダルイゼンによれば、キングビョーゲンはナノビョーゲンの集合体だそうで。
(ちなみに、ナノビョーゲンは幹部がメガビョーゲンを召喚する際に出しているあいつです)
これを実際の病気に例えるなら「がん細胞も一つじゃ怖くないけど、大量に発生すると死に至る病になる」といった感じがします。
ということは、ビョーゲンキングダムの住人(幹部)たちもナノビョーゲンの集合体なのでしょうかね?
もしくは、メガビョーゲンのようにナノビョーゲンに毒されてしまった人間とか。
ビョーゲンキングダムはまだまだ謎だらけです。
沢泉ちゆは、花寺のどかの行動が気になるお年頃
学校に登校してきたのどかが、クラスで怪物(メガビョーゲン)のことで話題が持ちきりです。
ひなたに話題を振られたのどかちゃんは知らないふりをしますが、それを不思議に思ったちゆが言います。
ちゆ
「花寺さんは見たんじゃない、怪物?」
今回の話の主役であるちゆが、のどかちゃんを疑いにかかっているところが面白かったですね。
おそらく、ちゆは少し気になったから聞いたのでしょうが、プリキュアのことを秘密にしたいのどかちゃんからしたらヒヤヒヤもんですよね…
過去にプリキュアの正体を掴もうとしてきたキャラは何人もいましたが、彼らと違うのはまだプリキュアという存在が知れ渡っていないことと、「プリキュアの正体を暴こう」という欲がないところですかね。
今週ののどかちゃん4選 その2
画像引用元:ヒーリングっど♥プリキュア 第3話(C)ABC-A・東映アニメーション
にしても、ちゆに疑われてビックリするのどかちゃんもかわいいです。
そして、さらに迷子になったラテを保護したちゆがのどかちゃんとの会話で、さらに疑問をぶつけます。
ちゆからしたら、空飛ぶ珍しい生き物であるラビリンたちのことを知りたいだけなんでしょうけどね。
今週ののどかちゃん4選 その3
画像引用元:ヒーリングっど♥プリキュア 第3話(C)ABC-A・東映アニメーション
必死にごまかすのどかちゃんもかわいいです。
放課後、ちゆの実家である旅館沢泉にのどかちゃんは招待されます。
ペットも入れる温泉があるとか、珍しい温泉ですね。
のどかちゃんとの会話でちゆは「大好きで大切な場所だ」と応えます。
臆病なペギタンの憂鬱
ちゆが着替えている間に、ラビリンとペギタンたちが温泉に入ります。
そんな中で、ペギタンは自身の悩みを打ち明けます。
ペギタン
「僕は何もできてないペェ。
パートナーも探しに行けないし、
ラテ様のお世話もちゃんとできないペェ」
ペギタンはなんだか自信なさげな妖精ですけど、ラビリン同様正義感を持った妖精です。
ただ、ニャトランのようにパートナーを探しに行く勇気がありません。
ペギタンは元から臆病な性格なのでしょうけど、第1話で人間たちに追い回されたことがトラウマになってしまったのだと思います。
勇気を出すって、難しいですよね…。
勇気のない人は、一体どうやって勇気を出せばいいんでしょうかね?
自分で勇気を出せないなら、友達の勇気を分けてもらえばいい
ラテの具合が悪くなったことから、のどかちゃんと妖精たちはメガビョーゲンたちを探しに行きます。
同時に、温泉のお湯に異変を感じた番頭さん(川井さん)と共に、ちゆは温泉の源泉の方へと足を運び、先にメガビョーゲンを発見してしまいます。
そのため、のどかちゃんのキュアグレースへの変身を見られてしまいました。
その後、グレースとメガビョーゲンの戦闘が始まり、ちゆに流れ弾が当たりそうになったところを身体を張ってグレースは守ります。
ただ、このダメージが尾を引き、グレースは苦戦。
その様子を見ていたペギタンはおどおどしてしまいます。
そんなペギタンを見つけたちゆは、ペギタンに話しかけ戦えるのかどうかを聞きます。
それで、
ここからの一連の会話が素晴らしいんですよね、本当!!
ペギタン
「自信ないペエ…
ラビリンでも苦戦しているのに、
こんな僕の力じゃ君を危ない目に合わせるだけペエ」
ちゆ
「怪物は、私も怖いわ。
でもそれ以上に、大切なものを守りたいの。
どうしても守りたいの!
あなたは?」
ペギタン
「守りたいペエ…」
ちゆ
「私はあなたより大きいから、少しは力になれると思う。
もし勇気が足りないなら、私のを分けてあげる。
大丈夫、私がいるわ!」
なんというか、
ちゆのペギタンの受け止め方が凄くいいですよね!!
マジでいい!!!(笑)
臆病なペギタンに対して、まず「怪物は、私も怖いわ」と共感しているもの良いですし、自信なさげに「守りたいペエ…」というペギタンに対して微笑み返してあげるところも良いんですよね!
私自身、決して勇気のある人間ではないので、臆病なペギタンな気持ちも分かります。
臆病な人間が勇気を出して何かをするのって、本当に大変なんですよね。
でも、そんな臆病なペギタンに対して、ちゆがかけてあげた言葉が「もし勇気が足りないなら、私のを分けてあげる」なんですよね。
「勇気を出して!お願い!!」とペギタンに無理矢理勇気を促すんじゃなくて、ちゆが勇気を分けるというのが、受け手側のペギタンにとってはとても安心感のある言葉で、とても受け入れやすかったんですよね。
自分で勇気を出せなくても、友達の勇気を分けてもらえば踏み出せる。
そんな勇気の出し方、というか、一歩の踏み出し方を示したちゆはとても素敵ですし、そんな物語を提示してくれるプリキュアがやっぱり好きだなぁと思いました。
交わる2つの流れ!キュアフォンテーヌ
そして、ペギタンと心を合わせて変身したちゆ。
のどかちゃんの変身を見ていたので、変身もお手の物です(笑)
にしても、変身シーンがとても美しかったですね。
(私、白衣を羽織るところが好きです)
それと、フォンテーヌはお姉さん風なデザインがいいですよね。
やっぱり青キュアといったら美人系ですよね!
(とはいえ、マリンやプリンセス、ジェラートのような元気な感じの青キュアも好きなんですが)
フォンテーヌが鮮やかにメガビョーゲンを攻撃し、キュアスキャンもお手の物。
必殺技のプリキュアヒーリングストリームも決まり、無事メガビョーゲンを浄化できました。
その後、のどかちゃんとちゆは、ハート型の灯台に行きます。
そこで、ペギタンは勇気を出して、ちゆにパートナーとなってほしいと伝え、無事にパートナーとなりました。
そして、流れでちゆはのどかちゃんのことを名前呼びします。
おそらくちゆは、のどかちゃんの大切なこと(プリキュア)を知り、その秘密を共有したらこそ、無意識に仲の良い友達にしかしない名前呼びをしたのでしょうね。
今週ののどかちゃん4選 その4
画像引用元:ヒーリングっど♥プリキュア 第3話(C)ABC-A・東映アニメーション
名前呼びされて喜ぶのどかちゃんもかわいいです。
ちゆは今回の話の前半でのどかちゃんを疑っていたときもそうですが、無意識に思っていることを自然に言ってしまう女の子なのかもしれないなと思いました。
これは、表裏のない性格といえば聞こえがいいですが、時に無意識に人を傷つける可能性もあるので、今後この性格が元となるトラブルが起こらないことを願っています。
最後に ープリキュアは、自分の大切なものを守るためになるものー
以上で、今回のヒープリ第3話の感想を終わりにします。
今回の話、臆病なペギタンと優しく芯のあるちゆがパートナーとなったのは素敵でしたね。
ところで、今回のちゆの変身までの経緯を見ますと、のどかちゃん同様、自らの大切なものを守るためにプリキュアに変身したことに気が付きました。
のどかちゃんは第1話で「決めたじゃない。今度は、私の番」と、自らの信念を守るために変身し、ちゆは今回、自分が大好きな実家の温泉を守るために変身しました。
スタプリでは5人とも「フワを守りたい!」と変身していましたが、ヒープリでは異世界に住む妖精を守るためではなくて、自分たちの大切なものを守るために変身していたんですよね。
もともと、プリキュアは自分たちの日常を守るために変身して戦うものであるので、こ原点に立ち返っている気がしていいなと思いました。
…が、次回のサブタイトルが「カワイイ!なりたい!キュアスパークル誕生」となってるので、「変身の動機が自分の大切なものを守りたい」という気持ちではなく、憧れの気持ちやワクワクの気持ちから変身するのかもしれませんね。
ここまでのひなたの言動や振る舞いを見てみると、ノリと勢いで変身しちゃいそうですし。
でも、 そういう理由で変身するプリキュアがいてもいいのかなと思いました。
次回のひなたの変身も楽しみです。